toggle
2022-05-11

不登校の中学生が高校受験を目指すのは難しい?受験を成功させるためのポイントについて

不登校の中学生は高校受験を目指すのは難しいのでしょうか?不登校の中学生の高校受験を成功するために気に留めておくといいポイントを紹介します。

全日制の高校に進学するのが難しい場合も、通信制高校であれば自分のペースで通学ができ、高校卒業資格を手に入れやすいです。

子どもの中学校の先生に相談する

まず、不登校の子どもが高校受験を目指すのであれば、家族だけの話し合いだけで済まさずに、中学校の担任の先生に相談するようにしましょう。学校では、不登校の子ども向けの進路先の情報を多く保有しているので、高校選びをする際、事前に子どもに合った学校の情報について教えてもらうこともできます。そして、受験する上で、当日の面接や筆記試験のほか、普段の学校での生活態度や成績について記載されている調査報告書について、先生に確認することも大切です。不登校であると、授業への参加や学力テストを受けるといった機会も少なく、テストの結果もあまり期待できないため、内申点も低いといったケースが多いようです。

また、欠席日数が多いことも記録に残されています。欠席日数、内申点などの詳細については、学校の先生が把握しているので、具体的なアドバイスをしてもらえるようにお願いするのもいいです。そのような情報を学校の先生に確認した上で、もし、出席日数が基準に届いてないようであれば、不登校で教室に通えていない日数を増やす方法をとるのもいいでしょう。たとえば、中学校の保健室や別室に登校したり、フリースクールや教育支援センターなどへの登校で出席日数を取り戻す方法もあります。

保健室などに別室登校することで、学校へ登校したことになるので、出席日数を確保するのに一番の近道になります。先生に可能かどうか確認してみましょう。つぎに、不登校の子どもが学校の代わりに通えるフリースクールは、民間の施設ではありますが、校長先生の認めで、学校への出席と同等の扱いをしてもらうことも可能です。教育支援センターでは適応指導教室といった、不登校の子どもが学校の代わりに通える公立の施設もあります。元のように学校へ登校することを目的としている点がフリースクールとは異なりますが、学校の出席代わりとして認めてもらえるケースもあるようです。このような内容について学校へ相談するのは、親だけでも問題ないので、気遅れする必要もありません。

不登校児への指導を行う家庭教師や学習塾などを頼る

つぎに、学習面の遅れをとり戻すために、不登校の子どもへの指導について実績がある家庭教師や学習塾などに相談するといいでしょう。独学で高校受験を目指すのは、なかなか不安なものです。不登校からの高校受験について専門とする家庭教師・学習塾などは多く存在するので、適切なアドバイスを得られるようなサービスを利用するのをおすすめします。

家庭教師や学習塾などを探したい場合は、インターネットで簡単に検索することができます。実際に、多くの不登校の子どもの勉強に関する相談を受け、その遅れを取り戻すといった実績のある専門の学習塾もあるようです。とくに、不登校の子どもの場合、勉強への自信を失っているといったケースが多いため、まずはやる気を引き出すようなアプローチをしてもらえることが大切です。家庭教師であれば子どもとの相性をみて、学習塾ではどういった指導方法なのか、事前に確認するといいでしょう。たとえば、子どもからの希望があれば、いくつか家庭教師サービスや学習塾の体験を受けてみてください。

気になる高校の見学会や説明会に参加する

そして、実際に受験を考えている高校の見学会や説明会などに参加するのもいいでしょう。ただ、中学3年生の時点で不登校というケースでは、調査報告書の内容に重点をおいて評価しない受験方式を採用している高校であるか、確認しておく必要があります。そして、今後内申点を上げられるような学力があるのであれば、調査報告書の内容を重視する高校を視野に入れましょう。公立高校とは違い、私立高校などは調査報告書の内容はほとんど考慮せず、当日の試験結果のみで合否を決定することが多いです。そのほかに、通信制高校や定時制高校、チャレンジスクールなども、調査報告書を気にすることなく受験することができます。

そういった点を踏まえて、受験しようと考えている学校の見学会などに参加し、学校の雰囲気や学習環境を確認すると受験への意欲も湧いてくるでしょう。もし、進学や就職などについて気になるようであれば、参加することで学校側に直接質問することもできます。子どもの参加が難しそうな場合は、ウェブサイトや電話、メールなどで質問するのもいいですし、親だけで参加してみてはどうでしょうか。

高校受験を成功させるために

不登校の中学生でも高校受験をすることは可能です。まず、どういった受験方式を取り入れている高校なのか確認しましょう。そして、高校受験を成功させるために、不登校の子どもの高校受験に詳しい人に相談することから初めてみてください。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です