中学生女子が不登校になってしまう原因について
中学生の女子が不登校になる原因について気になっている方もいるのではないでしょうか。そこには女子ならではの理由が隠されているかもしれません。
女子同士の微妙な関係性
小学生の頃から女子は大体仲良しの友達グループが決まっています。そして中学生になるとさらにその傾向が強くなり、女性同士の微妙な関係性が出来上がるものです。
例えば、話の内容についていけないと少し距離ができてしまい、そこからあまり話さなくなったりもします。また、中学生ということでだんだん男子に興味を持つ子も増えていき、恋愛関係のいざこざで友達との関係が悪化してしまう場合もあるでしょう。
自分の意見をストレートに伝えることができたり、周りの目を気にしないでいられたりするなら、このようなトラブルが起きても言い合いをして終わりかもしれません。
しかし、人によって性格がさまざまなので、友達にキツイ言葉を言われてしまったらひどく傷ついて心を閉ざしたり、学校に居場所はないと思ってしまったりすることもあります。
そして、原因も分からずイジメにあってしまうことだって考えられるのです。中学生の女子というのは、大きくなってきているもののまだまだ子どもなので、結構残酷なことを言ったりします。
例えば、通りすがりに暴言を吐いたり、そこに存在していないかのように無視したりすることもあるでしょう。そんなことをされると、本当に学校が大嫌いになってしまいます。
「どうして私がそんなことをされなくちゃいけないの?」と思いながら、周りに助けを求めることも難しいのです。
だって、周りの子もいじめっ子に逆らって痛い目に遭いたくないのですから。
こういう状況が作り出されると、誰にも相談できずに学校では常に孤独感を味わうことになってしまいます。その結果、不登校として自分の気持ちを表現するようになるのかもしれません。
また、あからさまなイジメはなかったとしても、クラスにあまり馴染めずに学校がつまらなく感じてしまうこともあるでしょう。心を許せる友達ができないと、学校ではいつもひとりぼっちになり無口なキャラとして認識され、さらに人が近づいてくれなくなるかもしれません。やはり孤独を感じると人は耐えられなくなり、学校に行きたくなくなるのではないでしょうか。
家では元気になれる
家では元気になれる学校に行きたがらずに不登校になってしまっても、家では家族の前で元気になれることもあります。
だからって完璧な状態ではないのです。ただ家の中を安全な場所だと認識し、家族に対して甘えているのかもしれません。
だから「元気なんだから学校に行けるでしょ」などと言われても困ってしまうのです。
子ども自身が自分の気持ちと向き合って色々と葛藤している場合もあるため、気分の浮き沈みが激しい場合も考えられます。
昨日まではすごく楽しそうにしていたのに、今日はどんよりとテンションが下がってしまったという時、あまりしつこく理由を聞かれると疲れてしまいます。家は安全基地で、家族はいつも味方で、自分は愛される存在なんだと思いたいだけなのかもしれません。
気持ちに寄り添って欲しい
不登校になったら、自分が学校に行けない状況を悲しく思ったり、悔しく思ったりすることもあるでしょう。
しかし、そんな子どもの心の中には、どこかで「家族に心配かけちゃった」「家族を悲しませたくない」という思いが拭えずにいるのです。
そのため、いくら信頼しあっていて大好きな家族であっても、不登校になった原因を自分の口から話くれることは少ないかもしれません。
家族としては子どもの気持ちを知りたくてあれこれ聞きたくなるでしょうが、あまりしつこくしてしまうと余計に口を閉ざしてしまいます。何を話したらいいか分からないというのが正解かもしれないです。
もし何か話してくれた時は、責めたりせずに自分の気持ちに寄り添って欲しいと思っているのではないでしょうか。まずは関心を持って話を聞いて、抱きしめて欲しいのです。「大丈夫だよ」という一言を待っているかもしれません。
これからのことを考えて
不登校の状態で一番心配になるのは将来のことではないでしょうか。このまま心を閉ざしたままだったらどうしようと思うかもしれません。
一方的に家族の思いを押し付けると解決にならないため、お互いの気持ちを話し合ってこれからのことを決める必要があります。分かりやすい言葉で現実的なことも伝えつつ、選択肢を示してあげると選びやすくなるはずです。
中学生女子が不登校になる原因を知って心をほぐそう
どうして不登校という選択を取ったのか、その原因を知ることで子どもの本心が見えてきます。親子で話し合ってみましょう。
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